Month: 10月 2006

不思議ソング

この歌、旋律が好きなんです。当時「シャリバン」を、この曲を聴きたいがためだけに見ていました。
悪役ソングとはいえ「不思議ソング」というだけあって、怖いというよりは神秘的というか幻想的というか…。別次元を覗くような魅力と、ちょっぴりの不安を感じる歌です。

「宇宙刑事シャイダー オリジナル・サウンドトラック」(COCX-33965〜6)には、「初期OKヴァージョン」と、コーラス入りカラオケも収録。
「初期OKヴァージョン」は、上野さんテイストの強い、鼻にかかった「ル〜ワ〜」が印象的な仕上がりになっています。
『シャイダー大百科』の こおろぎ’73座談会で、大倉さんの仰っていた「何だかきれいすぎる」からNGになった最初の録音とは別物だと信じたいです。最初のが きれいすぎたから、ボイス・チェンジャーを効かせて声を変え、歌い方も少々コミカルに変えてみたら、こんなになってしまいました…ということだったと思わせて〜(苦笑)
妙にオチャメになりすぎたコレを聴いたら、監督はじめスタッフ全員が渡辺先生のデモ・ヴァージョンを使用することに決めたというエピソードに深く納得してしまいました(汗)怪しさでは全然負けてはいないですけどね…。こおろぎ’73のは虫っぽいというか、カエルっぽいというか…、妙にピョコピョコしていて微笑ましいんですよねえ…(笑ってしまったのは私だけ?)
それにしても、毒虫のようなイガイガ声で「シギシギ」言っている津島さんの目立つパートは、最初からこれでOKだったのですね(笑)

「宇宙刑事シャイダー」挿入歌
歌/こおろぎ’73
作詞/上原正三 作編曲/渡辺宙明
「宇宙刑事シャイダー ヒット曲集」 CQ-7089 (1984/6/1)

「スーパーヒーロー・クロニクル メタルヒーロー主題歌・挿入歌大全集 I」 COCX-32504〜6
「宇宙刑事シャイダー オリジナル・サウンドトラック」 COCX-33965〜6

宇宙刑事シャイダー オリジナル・サウンドトラック

「不思議ソング」別ヴァージョン収録を期待して買ってみました。結果的に、こおろぎ’73の歌声が入っていたのは、トラック1-7、1-23、2-4、2-21、2-22。
1-7と1-23は同じ音源使用でしょうかね。個人的には初めて目にしたヴァージョンでした。
2-4は「ダイダガダイダガ…」の部分で、うっすらと声がしています。曲の編集が違っているというだけで、歌声としては「蒸着せよ!ギャバン」の音源と同じだと思います。
2-21、22はステレオ音源でした。22のカラオケにも声が入っていて、こおろぎ’73が合いの手どころかハモリまで入れてくれます。一緒に歌うべし!

ほとんど全ての楽曲が、TVから流れていたのと同じモノラル音源で収録されています。実際のテープは、左=リズム、右=メロディに分かれていて鑑賞向きじゃないから、シンプルにミックスしたのだそうです。個人的には、それでもステレオ音源で入れておいてほしかったです。だって、シンプルにモノラルにするだけなら個人のオーディオやPCでだってできるもの。逆に、ステレオにするのは無理ですからねえ…。

解説では、渡辺宙明先生が不思議ソングについて触れてらっしゃいます。といっても、こおろぎ’73に関しては、今や すでに有名になってしまったエピソード…渡辺先生ご自身で歌われたデモ・テープの方が採用されてしまった…というくだりに、「こおろぎ」として一言グループ名が出てくるだけですが。

宇宙刑事シャイダー オリジナル・サウンドトラック
COCX-33965〜6(2枚組)
2006年10月18日発売 3,360円

INDEX
DISC 1
<オリジナル・サウンドトラック>
1. 「宇宙刑事シャイダー」TVサイズ(串田アキラ)
2. 起て!若き宇宙刑事たち (inst.)
3. シャイダーとアニー (inst.)
4. 「不思議ソング」歌用デモVer.
5. 小次郎、ペットショップを始めて (inst.)
6. 「不思議ソング」音楽用デモVer. (inst.)
7. 「不思議ソング」初期OK Ver.(こおろぎ’73)
8. フーマの魔手 (inst.)
9. 「なんだなんだブギ」 ステージ狂乱Ver.(青ガキ隊)
10. 「不思議ソング」店内BGM Ver. (inst.)
11. 不思議ソングは鳴り止まない (inst.)
12. 捜査開始! (inst.)
13. 激闘! (inst.)
14. くの一五人衆 (inst.)
15. 焼結、颯爽と登場 (inst.)
16. 元気が戻って (inst.)
17. 「ハロー!シャイダー」TVサイズ(串田アキラ)
18. シャイダー予告編音楽 (inst.)
19. 戦士シャイダーの遺跡 (inst.)
20. 激化する戦いの中で (inst.)
21. 無敵の戦士へ成長 (inst.)
22. 「宇宙刑事シャイダー」 inst.
23. 「不思議ソング」 (inst.)
24. シャイダーブルーフラッシュ!! (inst.)
25. バビロス・シューティングフォーメーション (inst.)
26. 「ハロー!シャイダー」 (inst.)
<ボーナス・トラック>
27. 「アニーにおまかせ」カラオケ
28. 「シャイダー・ブルー」カラオケ
29. 「焼結せよ!シャイダー」カラオケ
30. 「青いイナズマ」カラオケ

DISC 2
<宇宙刑事グラフィティ>
宇宙刑事ギャバン
1. 「宇宙刑事ギャバン」inst.1コーラス+ハーフ
2. 「父よ」1コーラス(大葉健二)〜「輝く王者ドルギラン」1コーラス、inst.1コーラス(ハーリー木村)
3. 「青い地球は母の星」オルゴール、1コーラス、inst.1コーラス+ハーフ(ハーリー木村)
4. 「チェイス!ギャバン」〜「蒸着せよ!ギャバン」〜「スーパーヒーローぼくらのギャバン」メドレー(inst.)
5. 「父よ」シンセのみ、inst.2コーラス
6. 「星空のメッセージ」inst.1コーラス+ハーフ
宇宙刑事シャリバン
7. 「宇宙刑事シャリバン」inst.1コーラス+ハーフ
8. 幻影 (inst.)
9. 青春 (inst.)
10. 望郷 (inst.)
11. 追跡 (inst.)
12. 「DANGER MELODY」1コーラス+ハーフ(ポプラ)
13. 激闘 (inst.)
14. 「星空の街を歩こう」1コーラス(尾崎紀世彦)〜哀愁(inst.)
宇宙刑事シャイダー
15. 「宇宙刑事シャイダー」inst.1コーラス+ハーフ
16. 「不思議ソングPARTIII」(杉並児童合唱団)
17. 銀河 (inst.)
18. 「アニーにおまかせ」1コーラス+ハーフ(森永奈緒美)

19. 一部楽器なしヴァージョン集 (inst.)
20.「宇宙刑事シャイダー」(串田アキラ)
21.「不思議ソング」(こおろぎ’73)
22.「不思議ソング」カラオケ
23.「なんだなんだブギ」(青ガキ隊)
24.「なんだなんだブギ」カラオケ
25.「ハロー!シャイダー」(串田アキラ)
音楽/渡辺宙明

ぼくのゆび(ジャンケンポンをもう一度)

おそらく作詞者は、関節系の病気か何かで手の指が曲がっていく症状だったのでしょう。それでジャンケンができなくなったことを歌った歌詞になっています。
ストリングス、オカリナ、ドラムの目立つ明るく元気なメロディーと、岸さんの憂いの無い歌声による淡々としたソロのお陰で、ストレートに病状を描いた歌詞にも関わらず、後味の爽やかな青春ソング風な仕上がりになっています。
私は普通の童謡か何かだと思って聴いたので、想像していた歌詞と違いすぎて最初はビックリしたんですけどね。

歌/こおろぎ’73
作詞/野村義宏 作曲/赤星建彦 編曲/武市昌久
CH-41 (1977/2)

エメラルド色の

死後の世界を見つめた内容の歌詞ですが、曲調そのものが明るいし、サビから左右にワっと広がるハーモニーも爽やかで、悲壮感を感じさせません。だけど、微妙に厳粛な空気も漂っているので、思わず真面目に聴き入ってしまう歌なのでした。個人的には、こおろぎ’73歌唱曲の中で、一番美しい歌なんじゃないかとさえ思ってしまいます。
ところで、こういうハーモニーのときの岸さんの存在感は、最高にカッコイイですね!

歌/こおろぎ’73
作詞/北原敏直 作曲/荒川孝一 編曲/武市昌久
CH-41 (1977/2)

※詩集「星への手紙」(著/北原敏直)より

雪になりたい

大倉さんがソロで歌いあげる純粋なラブ・ソングです。消えてしまう雪になってでもいいというあたりが、叶わぬ片思いであることと同時に「僕」の命の短さまで表しているようで切なさが漂います。
他メンバーは間奏と後奏でハミング&ハーモニーをしているだけですが、温かい歌声が「僕」を慰めているようでもあり、見守っているようでもあり。冷たいはずの雪が舞う歌を、なんとも優しく包み込んでいるのでありました。

歌/こおろぎ’73
作詞/甲山政弘 作編曲/渡辺宙明
CH-41 (1977/2)

※詩集「長い道」(著/甲山政弘)より